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アンダー・ザ・スキン 種の捕食/宇宙人系女子でも恋がしたい

Posted by arnoldkillshot on 10.2014 映画タイトル:あ行 0 comments 0 trackback
『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』
2013年 イギリス、アメリカ、スイス
監督:ジョナサン・グレイザー
原作:ミッシェル・フェイバー"Under The Skin"
音楽:ミカ・レヴィ
出演:スカーレット・ヨハンソン、ポール・ブラニガン 他


あらすじ:
スコットランドで一人、白いバンをあてもなく走らせる黒髪の美女(スカーレット・ヨハンソン)。男なら誰でも魅せられるその豊満な肉体で、彼女は夜をさまよう孤独な男たちを闇に連れ込むが、食われるのは男の方。人間を捕食するエイリアンである彼女は、旅をしながら次々と男たちを餌食にするが、すべてが鮮やかな人間世界と人間のぬくもりに触れるうち、彼女の心に変化が生まれる。そして奇形ゆえに人を避けて生きる孤独な青年との出会いから、彼女の旅は見知らぬ自分探しの旅へと変わっていく。
感想:
スコットランドの作家ミッシェル・フェイバーの同名小説を原作とした異色のSFロードムービー。男たちを文字どおり食い物にするお色気エイリアンが、旅と出会いを通して人間らしさに目覚めていく姿を官能的かつエモーショナルに描いています。『2001年宇宙の旅』meets 『ベルリン、天使の詩』inスコットランドといった趣で、、冷ややかで非人間的な宇宙人の視点を通して、刺激と感情と他人を求める愛に満ちた人間世界への憧れを再発見できる、この作品のスカーレット・ヨハンソン演じる美人エイリアンと同様、不思議な魅力にあふれた映画です。

宇宙人ヨハンソン(原作ではローラという名前)は、旅をしながら人間を狩るセクシーエイリアン。豊満なボディの彼女がニッコリ笑って車から声をかければ、男たちはみな鼻の下を伸ばし、下心という名の希望以外の何の疑問も抱かずにホイホイついていく……しかし一枚ずつ服を脱いでいく彼女にお触りする前に、彼らは彼女の胃袋に消えてしまいます。ここスコットランドのカッペ達とは違う、きれいなイギリス英語で話す彼女は、一見ごく普通の外国人(Alien)旅行者であり、しかも彼女には食事の後処理をしてくれる別のバイカー星人たちがいるため、夜ごと人を殺しても彼女が怪しまれることはありません。しかし、スコットランドの荒々しい自然の風景の中、時ににぎやかで時に孤独な人々の生活を見ているうちに、彼女の冷ややかな心に不思議な戸惑いが生まれます。

ある夜、彼女は孤独な奇形の青年と出会います。自分と同じように、人と違う外見と、人に見せられない本当の姿を持つ青年に対し、心からの共感を覚えた彼女は、はじめて人に対し自分をさらけ出します。そんな自分に驚いた彼女は、車=本来の目的を捨てて、あてもなくさまよう……こうして人を惹きつける美女の「皮」は、人と違う存在である彼女の「中」に生まれるはずのない感情を生み、宇宙人ヨハンソンの人間グルメツアーは、自分探しの旅へと変わります。茫然自失で、それまでの魅力的なうわべを繕うことも忘れる彼女でしたが、田舎者の親切心からか、はたまたその美しい見た目のせいか、それでも人々は優しく接します。相手を見て、声をかけ、自分を見せ、その皮膚に包まれた肉体を使ってふれあう、人間の営み。そうした人間らしさに触れ、理解するうち、彼女は心の中の戸惑いも含めて自分を愛するようになり、やがて他人を愛することをはじめるのですが……

Alien=宇宙人と外国人(旅行者)というシャレた(?)ダブルミーニングから、宇宙人の侵略と孤独な女の一人旅をうまいことひっかけた、不思議な雰囲気の作品です。宇宙人ロードムービーという異色な作品ながらも、孤独に身を置きながらも人とのふれあいに焦がれる心という、誰もが共感できる心境を描いているので、SFとか意味わからんという人にもぜひ見ていただきたい。宇宙人の非人間的と、全く晴れないスコットランドの荒涼とした自然、そして突き放したラストにより、冷ややかな雰囲気が全編を覆っていますが、見た後はヒロインと同じように人間に憧れる気持ちを抱き、不思議とほっこりした気分になります。本作撮影中のスカーレット・ヨハンソンのクソコラ画像の方が作品自体より有名なくらいインディーな作品ですが、個人的には超オススメ。特に旅が好きな方はぜひ、旅の心境を重ね合わせて見てみてほしいです。


以上『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』のレビューでした。
なんとなく某缶コーヒーのCM『宇宙人ジョーンズ』シリーズに似てます。
宇宙人ヨハンソン「この惑星の住人は美人というものにめっぽう弱い。ただ……人と人とのふれあいは、美しい」

(英語版のみ)
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私Arnold Killshotが好きな映画、音楽、本について紹介していくブログです。
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