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2011年の映画ベスト5

Posted by arnoldkillshot on 01.2012 映画 0 comments 0 trackback
今年(これを書いている途中でもう今年じゃなくなった…)2011年に劇場公開された映画の中で個人的ベストを決めてみようと思います。
基本的に映画を選ぶ時点でかなり好みの作品に限定しているので、ワーストは特になしです。

1、Mr.Nobody
2009年ごろ海外の予告編が出たころから心待ちにしていた映画、ついに今年公開されました。映像も作品のメッセージも登場人物の心情も、すべてが美しい。人生の中の数々の選択肢が人生を大きく変えてしまう。選んだ道、選ばなかった道…その全ての可能性が大切で愛おしい、どれか一つを選ぶなんてできなくなるほどに。カオスな可能性の宇宙の中でまっすぐに続く自分の道を選ばなくてはならないことには喜びも苦しみも必ずあるけれど、何より生きるということ、その中で出会うすべてが大切に思える、素晴らしい映画でした。世界観に何度でも浸りたくなる映画です。


2、プロジェクト・ニム
こちらはイギリスで先に鑑賞した作品なのですが、日本でも東京国際映画祭でやったようなので今年公開に入れてもいいかな…と思い、ベストの中に入れました。チンパンジーはことばを通じて社会化されうるか?70年代に行われた実験"プロジェクト・ニム"。その実験で選ばれたチンパンジー・ニムの数奇な運命を、彼にかかわった人たちのインタビューから辿っていくドキュメンタリーです。生まれた時から人間と同じよう育てられ、自然の本能と人間の社会性の中で揺れ動き、その特別な存在ゆえに翻弄されるニムの姿は、人間社会でも「私」としての独自性と「社会」の全体性の中で葛藤を生じる人々の姿と重なります。それでも「ことば」を通じて人間とのつながりを求め続けたニムの姿に、心を動かされずにはいられませんでした。全国公開は2012年になるでしょうか?ぜひ多くの人に見てほしい映画です。


3、名前のない少年、脚のない少女
生と死の境界で揺れ動く少年の心を全体的に儚く切ない雰囲気で描いたブラジルの作品。『エレファント』などのガス・ヴァン・サント作品とよく似た繊細な雰囲気がとてもよかったです。ボブ・ディランを愛する少年と、恋人との心中を図り死んでしまった少女。彼女が死んだ後も彼女がウェブにアップした写真やビデオは残り続け、少年はそこにある彼女の世界観によりどころを感じる……親、友達、社会、世界と自分が葛藤する中、いちばん自分に近いと感じる存在が、絶対に手の届かないものだとしたら、この思いはどうすればいい?そんな孤独で切ない少年の思いに、観る側も心が締め付けられます。音楽のセンスも抜群だし、作中のビデオ(少女役のトゥアネ・エジェルスが実際に撮影したもの)の儚げな美しさも素晴らしいです。


4、ツリー・オブ・ライフ
恥ずかしながらテレンス・マリック初体験、圧倒的な映像美に見事にノックアウトされました。特に"光"のリアルな美しさは、まるでフレームの中の風景を肉眼で見ているかのようでした。一人の命、その元となる父と母の命。その命の連鎖はいったいどこから始まり、どこへ行くのか?命とはどのように受け継がれ、いまという時に何を託してきたのか?その問いを解き明かすように宇宙のはじまりからアメリカの50年代の家族の姿まで続く魂の絆を描いた作品です。『Mr.Nobody』は<人生>についてでしたが、こちらは<命>そのものについての哲学的考察だと言えるでしょう。壮大な物語の中に描かれる、私たちと宇宙すべての命との絆。その命の連鎖の中に自分自身も含まれていることに気づかされ、当たり前のようなこの<命>という存在の計り知れない大切さを感じました。


5、ブラック・スワン
何度も言われてきた台詞でしょうが、何よりもナタリー・ポートマンが凄い。プレッシャーから自分の"影"に脅かされ、取り込まれそうになるヒロインを見事に演じていました。対照的なミラ・クニスの小悪魔的な可愛さも素敵でした。ダーレン・アロノフスキー監督のあの神経をヒリヒリ焼きつけられるような作風も大好きなのですが、それに加えてユングの心理学が好きなので彼の"超越機能"の理論を映画化したかのようなストーリーにはとても惹きつけられました。変化に怯えながらも徐々に変貌していくヒロインの姿に、私も多くを学んだ気がします。


番外:ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ
まだ日本では公開されていないのですが、この作品も含めたら1位か2位に入ると思います。イギリスの有名なスパイ小説の映画化で、ゲイリー・オールドマンを始めコリン・ファースやジョン・ハートなどイギリスの名優が勢ぞろいした作品ですが、何より私が注目したのはこれが私の生涯のベスト映画『ぼくのエリ 200歳の少女』のトーマス・アルフレッドソン監督の英語作品デビューだったから。老練のスパイたちの物語なのですが、その中にも『ぼくのエリ』と共通するような"特別な絆"という要素があって、渋いハードボイルドな雰囲気の中にも不思議な透明感を感じました。過酷な任務や拷問というスパイの世界を共有する者同士の絆、それが裏切り者を探すという任務によって暴かなくてはならなくなる……ただのスパイ映画にはないそれぞれの人物の繊細な感情やどことなく切ない雰囲気が素晴らしかったです。早く日本公開決まるといいな。
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私Arnold Killshotが好きな映画、音楽、本について紹介していくブログです。
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